子供のお祝い事としてやっておきたい行事として「七五三」は外せないと思われる方も多いと思います。
しかし、そもそも「七五三」についてその由来などを、あなたは知っていますか?
七五三の歴史は古く、室町時代に始まったといわれています。
現在のように医療が発展していない当時は乳幼児が亡くなることが多かったため、生後3~4年経ってから戸籍の登録をしていました。
これが転じて3歳・5歳・7歳になると神社や氏神へ赴き、無事に成長できたことに感謝をささげ、また今後の成長を願う現在の七五三になりました。
子どものための大切な行事・七五三。決まり事などを正しく知ってお祝いしましょう!
七五三のお参りを神社でしたい。予約は必要?聞いておくべきことは?
「初めての七五三は神社で」と思う方も多いはず。
そのためにはいくつか準備が必要なことも覚えておきましょう。
神社でお参りだけするのであれば必要ありませんが、お払いを希望する場合には予約とお金が必要です。
お払いをしてもらうために神社に納めるお金のことを一般的には「初穂料」や「玉串料」と言います。
これは神社やお払いの種類によって金額が異なりますので、事前に確認しておく必要があります。
七五三参りの初穂料は、3000円~1万円が相場とされていますが、お払いの予約を入れる際に忘れずに金額についても聞いておきましょう^^
七五三参りの初穂料。のし袋の水引は「蝶結び」?その理由は?
お祝いを包む『のし袋』。最近はかわいいデザインのものも多いですよね。
「子どものお祝いだし、かわいいデザインののし袋にしよう!」と思うかもしれませんが、ちょっと待って‼
実は、七五三のお祝いを包むのし袋のデザインには決まりがあるんです。
のし袋のデザインは、ただのおしゃれではありません。あなたが何気に目にしているのし袋に結びつけてある紐。その紐のことを「水引」と言います。
その水引きにもちゃんと意味があるんです。
七五三の初穂料を包むのし袋は、水引の色が紅白または金銀で蝶結びのものを選びましょう。
その理由は「蝶結びには何度でもほどき、また結ぶことができる」結び方です。このことから「一度だけでなく、今後何度もお祝いすることができる」という意味が込められています。
子どもの成長や長寿を祝う七五三のお祝いにピッタリですね。
あと、のし袋についてのポイントとしては、表書きは『御初穂料』または『御玉串料』と書き、名前は親ではなく、お子さんの名前で記入しましょう。その時、年齢を書くのも忘れないでくださいね!
まとめ
七五三は細かな決まりが多く、少々面倒なイメージ。
神社への手配や、子どもの着付けなど手間もかかります。
ですが、最近ではそれもずいぶん緩和されました。
たとえば、七五三参りの日にちです。
以前は七五三のお祝いは11月15日に行うのが縁起が良いといわれていましたが、現在では日にこだわらなくても良いと考えられています。
そのため今では10月~11月の休日など、家族がそろうことができる日を選ぶ家庭が多くみられます。
神社にお参りした後には食事会を行う家庭も多いですね。
準備することが多く、大変なイメージのある七五三ですが、子どものための大切な行事です。
家族みんなで子どもの成長に感謝し、今後の成長をお祈りしましょう。