妊娠している間に気を付けるべき感染症として有名なのは「風疹」ですが、その他にも気を付ける必要がある感染症があるのをご存知ですか?
実は、「リンゴ病」問い感染症にも気を付ける必要がるんです。
では、この度は、リンゴ病という感染症についてと、妊婦が感染した場合・その予防法について書いていきますね。
リンゴ病とはどんな病気?
まず、あなたは「リンゴ病」という感染症をご存知ですか?
リンゴ病は、両頬がリンゴのような色になる感染症で、別名「伝染性紅斑」とも言われています。このリンゴ病は主に子供の感染症と言われているのですが、近年では大人への感染事例も多くなってきているようです。
感染時期は秋口10月ころから年末に向けて増えてくるようですので、今時期は注意が必要です。
リンゴ病の感染経路や症状などは?
リンゴ病という感染症の感染手段は「飛沫感染」と言われており、主な症状は熱や咳、くしゃみと言われています。全く風邪と同じですね。
そして、この感染症は発見するのが難しいと言われています。
その理由としては、上に書いた通り、主な症状が風邪に似ていることと、見た目にわかる症状の「頬の赤み」が出た時にはすでに感染時期を過ぎている(感染力がない)ことから、感染を止めることが難しいようです。
リンゴ病に妊婦が感染したらどうなるの?
このリンゴ病。
妊婦が感染した場合、風疹などの感染症と同様にお腹の中の胎児にも感染します。
そして、2011年の厚生労働省の調べによると、リンゴ病に感染した妊婦の69人のうち、49人が死産や流産という結果になっているようです。しかし、感染者の約半数は自覚症状がなかったとのこと。
感染ルートとしては、感染者の家族や子供が感染していたことがわかっており、家庭内の感染が原因と考えられているようです。
リンゴ病の予防方法は?
リンゴ病の感染経路が風邪と同じ「飛沫感染」ということなので、手洗いやうがいなどの対策をしっかりすることで感染を防ぐことができると言われています。
風疹のような空気感染ではないので、外出時にはマスク、帰宅後の丁寧な手洗いとうがいを徹底することで、ある程度の予防はできるという事ですね。
まとめ
私の娘も三歳の時(保育園一年目)に突然、保育園からの呼び出しがあり迎えに行くと頬が赤くなっていたことから「リンゴ病かもしれないので病院へ連れて行ってください」と言われ、皮膚科に連れて行ったことがありますが、確かにそこの医師に「赤みが出てるからもう感染力も弱くなってるので、あとは回復するだけです」と言われたことがあります。
症状が風邪と同じとなると、外にいて近くでコツコツと咳をしている人が風邪ではなく、もしかしたらウィルスを持ってるかもしれないと思うと怖いですよね(;´Д`)
妊娠時期にはとにかくいろんな病気に注意をする必要がありますが、体重管理や安産のために適度な運動のためだったり、家の幼児や買い出しなどで外に出ないわけにもいかないと思います。
でも、外出する際は母体だけでなく胎児まで影響が出るウィルスがあちこちに蔓延してることを念頭に置いて、マスクや帰宅後の対処などを怠ることなくしっかりするだけで予防できるのであれば、妊娠期の10ヶ月だけでもしっかり意識してやっていきましょう!
あとは、上に書いた通り、家族からの感染というのが一番可能性として高いので、妊婦である母親だけでなく身近な家族である夫や子供、同居しているようならその親族までも、しっかりと予防対策をしていくことが必要ですね。
産後に後悔することを考えたら、10ヶ月くらいあっという間ですからね^^
ぜひ、家族の協力をもらいながら、健康な妊娠期を過ごしていきましょう!