産後に夫婦の関係が変化することに悩んでいる方はとても多いようです。
夫婦はもともと赤の他人ですから、結婚しても家族として分かり合えるようになるまで、
時間も必要ですし、ケンカしながら理解を深める積み重ねが大切ですよね。
子供が生まれると、二人の絆が一気に強まることもあるのですが、逆に夫婦間が急激に悪化することがあります。
それを産後クライシスと呼びます。
夫へのイライラが抑えきれなくなってしまう状態になるのが特徴です。
夫への抑えられないイライラが産後クライシスだとすれば、それを夫にどう伝えるべきなのでしょうか。
ケンカにならないように話し合うために、どんな点に気を付ければ良いのかご説明します。
産後クライシスの意味を夫に分かりやすく説明するには?
育児をしているママにとって、夫は頼れる存在のはずです。
それなのに、夫にイライラして仕方ないのが産後クライシスに見られることです。
育児や家事に協力的じゃないとか、仕事ばかりで家族と向き合ってくれないとか、
具体的に不満があるわけじゃないのに、夫の存在自体にイライラしてしまうので、解決するのは難しいのです。
原因があれば話し合うことで理解し合えるかも知れませんが、
産後に分泌されるホルモンのバランスによって起こるイライラが産後クライシスなので、
話し合いもまともにできないことも考えられます。
そのままでは、ほんとに修復できないくらい夫婦関係が悪化してしまう恐れもあります。
産後クライシスという状態になる母親が多いことを、夫に説明して理解してもらうことがとても大切なことです。
産後クライシスは病名ではないので、意味もわからず説明しても説得力がありません。
きちんと伝えるためには、自分自身も産後クライシスについて詳しく勉強する必要があります。
産後クライシスでの不仲を改善したい!夫婦関係の修復方法は?」
これから産後クライシスによる夫婦関係の悪化を、何とか改善したいと考えているのなら、
修復方法は話し合いが基本だと思います。
どんな状態になるのか、何が原因なのか、産後クライシスについて詳しく勉強して、
正しく理解してもらえるように夫に伝えることから始めましょう。
冷静に話し合うためには、自分が感情的にならずに産後クライシスのことを説明できないとダメですよね。
男性は理論的な話し合いじゃないと嫌がります。
さらに口で説明するだけじゃなく、きちんとしたデータなどで見せないと、
納得しないかも知れません。
自分が調べたことを説明するのが難しいのなら、
産後クライシスについて詳しく書かれている本を準備することをおすすめします。
妻の感情論ではないことが理解できると、これからの夫婦関係の改善のために、
前向きな話し合いができるのではないでしょうか。
話し合いのポイントは、「私は~」ではなく「私たちは~」という二人の問題として話すことです。
なぜなら、「私は~」という主語では、自分の主張ばかりを相手に押し付けているように受け取られます。
産後クライシスは夫婦で改善のために努力する必要があることを伝えるためにも、「私たち」で話し始めましょう。
まとめ
いかがでしたか?
産後ではなくても、どんなに仲良し夫婦でも、ケンカすることはあるでしょう。
もしも一度もケンカしたことがないとしたら、どちらかがガマンしているのではないでしょうか。
産後クライシスはガマンでは乗り越えられないほど、強いイライラを感じてしまうこともあるので、
夫との関係を修復するためには、夫が理解できるように説明する努力は続ける必要があると思いますよ。