あなたのお子さんが二歳を過ぎて、三歳を迎えるころになると恐らく「トイレトレーニング」を考え始めると思います。
しかし、「オムツ代も馬鹿にならないし、子供も大きくなってきたし、そろそろオムツは卒業かな?」と、実際にトイレトレーニングを始めてはみたものの、やっぱり最初のころは何度も失敗して、パンツを洗う機会も多いものです。
確かに、我が子が成長するために必ず通る道なのですが、忙しい家事の合間に手洗いするのって…。
実際してみるとかなり大変です。
ところで、あなたがしているその手洗い。どうやって洗っていますか?
洗濯機に入れる前にチャチャッと水洗いしてから洗濯機に入れている方、きっとたくさんいらっしゃいますよね。
でも、洗濯機に入れる前に一手間かけて洗ったはずのそのパンツ。
ちょっと臭いを嗅いでみてください。意外と嫌な臭いが残っていませんか?
そうなんです。おしっこの臭いって意外と頑固なのです。
さらに、トイレトレーニング用のパンツは何層にもなっているため乾きにくく、特に臭いやすいんです。
洗濯して見た目はキレイでも、臭いが残っているとお子様に履かせるのもためらいますよね。
そこで!今回は、おしっこの頑固な臭いも消える、洗濯の方法をご紹介します。
洗濯機に入れる前に一手間。おしっこの臭いをとるために重曹を使ってみよう!
このように面倒なトイレトレーニング中のパンツ洗いですが、臭いがとれなくて泣く泣く処分とならないためには、やはり洗濯機前の一手間ははずせません!
でも、水での予洗いでは効果がないからといって、毎回、洗剤を使って予洗いするのは手間も時間もかかって大変です。
そんな手間と時間の問題を解消する方法としてお勧めなのが「漬け置き」という方法。そして、この方法をする時に用意してもらいたい物は「重曹」です。
まずはいつも通り、洗濯機に入れる前に簡単に手洗いをします。(この時に石けんを使って洗うとさらに良いです)
そのあとに、重曹を入れたぬるま湯にしばらくつけておきます。
たったこれだけ。
簡単でしょ^^?
夜につけておいたとしたら、次の日の朝に洗濯機で洗濯するとばっちり臭いが取れていますよ!
もし、夜干しするようなら、一晩つけなくても2.3時間ほどでも大丈夫です。
重曹?セスキ?どっちが良いの?それぞれの特徴を知って楽しよう!
子供の身に着けるものはなるべくナチュラルなものできれいにしたいというのは、母親なら思うことですよね。
それは、洗濯物だけに限らないことで掃除や台所などでもなるべく安全なものを使いたいということで「ナチュラルクリーニング」という言葉が流行し、かなりの数の書籍化されていますよね。
その中で、「重曹」と類似して良く紹介されているのが「セスキ炭酸ソーダ」です。
そうなると、「重曹じゃなくてセスキ炭酸ソーダじゃダメなの?」という疑問も浮かぶかもしれません。
そこで、それぞれのポイントについて書いていきますね。
重曹とセスキの使い分けは?
では、重曹とセスキはどのように使い分けたらいいのでしょうか?
まず、排泄物によっての使い分けがお勧めです。
例えば、おしっこの臭いは重曹でも充分とれてキレイになりますが、うんちの場合は、重曹ではきれいにならないこともあります。
そんなときにはセスキがお勧めです。
なぜなら、おしっこがアルカリ性なのに対して、うんちは酸性だからです。
実は重曹はアルカリ性のおしっこの臭いに効果がありますが、酸性のものには効果があまりありません。なので、「おしっこのときには重曹」「うんちのときにはセスキ」と使い分けるのもありです。
それでも、「あれこれ置くのは邪魔!」「使い分けは面倒!」という方は、どちらもセスキを使うのもお勧めです。
さらに、セスキは重曹よりも水に溶けやすいため、使いやすいですね。
最後に…
毎日、育児や家事に追われていると、もしかしたら「重曹やセスキを切らしてしまったけど、すぐに買いに行けない!」というときもあるかもしれません。
そんなときは、どこのご家庭にもある「酢」を使う方法もありますよ。
洗い方は重曹やセスキと同じで、水で薄めた酢の中にパンツをつけます。
あとは洗濯機にお任せです。
あと大切なことは、「重曹」「セスキ炭酸ソーダ」「酢」のどれを使った場合でもパンツを干すときは、なるべく短い時間でしっかりと乾かすこと。
天日に干せるのがベストですが、難しい時は空調の近くに置いたり、時間をかけたりしてカラッと乾くように心がけてくださいね。