産後クライシスという言葉が使われるようになってから、産後に夫婦関係が悪くなるのは一時的なことだと理解できる人も増えてきました。
産後クライシスの期間を乗り越えれば、また夫婦関係も元通りになれば問題はありません。
ですが、産後クライシスの期間にがまんし過ぎてしまうと、子供に影響が及ばないのか心配になってしまいますね。
がまん以外の解決策の見つけ方についてまとめてみました。
産後クライシスを夫に我慢するのは逆効果?子供への影響は?
さて、最近になって使われるようになった産後クライシスというのは、どんなことを指しているのでしょうか。
簡単に言ってしまうと、「夫に対してイライラすること」です。
産後うつや育児うつなどと同じように考えている人もいますが、うつの症状はなく、ただ夫にイライラしたり、夫に対して不満がどんどん大きくなり、愛情が急激に冷めたような感情に陥ります。
でもそれは、母乳を作る時に分泌されるホルモンや女性ホルモンの影響で、子供を守るために生まれる防衛本能として、人に対して敵対心を持ってしまうからなんですよ。
家庭の中で、自分と子供の一番近い人は夫なので、敵対心が生まれてイライラするのも仕方ないのです。
ですが、いくらホルモンの影響だからといって、夫に対して手当たり次第にきつく当たったり、ケンカを吹っ掛けるような態度をとるのは良くないですね。
がまんしてしまうと、子供に対して八つ当たりしてしまいそうで心配という方もいます。
がまんばかりするのは良くないですが、夫へのイライラの原因について一度冷静に考える習慣をつけると、カッとなってきつく当たることも防げるのではないでしょうか。
夫が育児に協力的じゃないとか、育児の苦労を共有してくれないとか、家事も育児も一切任せっきりとか。
イライラの感情が湧くポイントがわかっているなら、そこを改善してくれるように夫に冷静に伝えることで解説策が見つかると思います。
産後クライシスを解決するためには?里帰り・義母への相談も考えてみよう!
もしも自分でもどうしようもなくイライラが強くなり、産後クライシスの状態がひどくて、夫の顔も見たくないほど夫婦関係が悪化してしまったら、一度は距離を置いてみるのも1つの方法だと思います。
実家に里帰りして、夫と離れてみると、イライラがウソのように消えてなくなることもあります。
それでもまた家に戻ればイライラが始まるとしても、一時的にでも気持ちは軽くなると思います。
逆に夫の実家に帰省する時に、産後クライシスのイライラが爆発してしまうことがあります。
義母に対して気を使わないといけないのに、夫が助けてくれなければイライラがMAXに達してしまうかも知れません。
ですが、その機会に義母に相談してみると、意外にも夫に忠告してくれて解決することもあります。
子育てを経験している大先輩なのですから、夫の悪口を言うのではなく、なぜか子供を生んでからイライラして困っていることを相談してアドバイスを求めてみるのも良いと思います。
姑の立場になると、お嫁さんから頼られることは嬉しいと感じる人は多いので、素直に助けを求めてみると嫁姑の関係が良くなるのではないでしょうか。
まとめ
ママたちが辛い気持ちになってしまう産後クライシスですが、がまんするしか解決策はないと思い込まず、周りの人に話してみましょう。
無理に感情を抑え込んでいると、子供への接し方もぎこちなくなっては困ります。
周りの理解が助けになるはずなので、産後クライシスのことを勉強して、わかってもらえるようにちょっとだけ頑張ってみましょう。