DHAという言葉を聞いたことはありませんか?
DHAと言えば、EPAと並んで生活習慣病予防のために、積極的に摂取すると良いと言われている成分ですよね。
この言葉を聞くと、なんだか中年以降の人が気になる成分のように思われるDHAですが、じつは子供の成長にもとても重要な役割をするようなんです。赤ちゃんの粉ミルクにも入っているくらいです。
世の中のママやパパは子供の成長のために必要な栄養素は、基本的には食事から補いたいと考えている方が多いと思います。
ですが、今の食事内容で十分なDHAが摂れていないという話も。
このDHAという栄養素が不足したとしたら子供にどんな影響があるのでしょう。
もし、子供の成長に良くないのならサプリメントなどで補うことも考えないといけませんよね。
そこで、DHAが子供にとってどれほど必要なものなのか、チェックしてみましょう。
DHAを子供が摂取することで得られる効果とは?摂取の必要性は?
DHAというのは、サバやイワシなど青魚に多く含まれる油のことです。
これは、オメガ3系脂肪酸という種類の油で、従来の日本人の食生活では不足することはあまりなかった栄養素です。
それは肉よりも魚、とくにイワシやサバなどの大衆魚を食べる機会が多かったからでしょう。
それが現代では肉を食べる欧米スタイルの食生活になり、青魚を食べる機会がどんどん減ってしまったので、現代人はDHAやEPAなどオメガ3系脂肪酸の摂取量が不足するようになってしまいました。
DHAやEPAが不足してしまうと、血液がドロドロになりやすいので、生活習慣病のリスクが高まるのですが、子供の成長に影響するのは脳と目の発達です。
その理由は、DHAは脳の神経細胞や、目の網膜を作る上で欠かせないとされているからです。
脳の神経細胞の発達による集中力や理解力などを高める効果や、目の健康を守る効果が期待できるので、成長期の子供にもしっかり補ってあげたい成分なのですね。
DHAの子供の適正な摂取量はどのくらい?限度はあるの?
一般的に考えると、DHAは青魚などを毎日食べていれば、とくにサプリメントなどで補う必要はないのですが、現実として青魚を毎日欠かさず食べるのは難しいのではないでしょうか。
青魚が苦手な子供もいますし、続けるのは簡単じゃありません。
そこで子供にも飲みやすいDHAのサプリメントもあるわけですが、摂取量はどの程度を目安にすれば良いのか気になりますよね。
サプリメントには1日の目安量が表示されているので、摂取量はそれを目安にすれば安心です。
小学生未満では1日50㎎、小学生の子供では1日150㎎程度が摂取量の目安としている製品が多いようです。
ですが、海外の大学の研究で、小学生の健康な子供を対象にDHAを1日600㎎与えた結果、読解力や読み書きの能力がアップしたという調査があります。
1日600㎎摂っても、とくに害があるわけでもなく、学習能力をアップさせる効果も期待できるということですね^^
しかしながら食事から摂れるDHAの量も考えると、サプリメントの目安量を大きく超えて与える必要はないと思いますので、表示されている目安量を過剰に超えるような与え方はやめましょうね。
まとめ
DHAは大人から子供まで、年齢に関係なく必要な成分です。
子供の脳にも大人の脳にもDHAの働きは大切なので、食生活の改善をしながら、サプリメントで補うことも考えてみてはいかがでしょう。