母乳のなかなか出にくいママの赤ちゃんにとって、唯一の食事ともいえる粉ミルク。
でも、月齢が上がってくると必要なくなったり、買ってはみたけど飲んでくれなかったりすると、残ってしまうこともありますよね。
でも、いらなくなったからと言っても捨ててしまうのも「せっかく買ったのに…」と、勿体無いと感じることはありませんか?
そこで、おそらく「なんとか消費しよう」といろいろ考えると思いますが、その消費の仕方は大丈夫でしょうか?
今回は、残ってしまった赤ちゃん用の粉ミルクの消費方法についてご紹介します。
粉ミルクは大人に不向き?コーヒーでの利用法は大丈夫?
残った赤ちゃん用の粉ミルク。
「赤ちゃんが飲むんだから体に害を与えるものは入っていないよね?」と安易にコーヒーに入れてしまっていませんか?
実は赤ちゃん用の粉ミルクは、100g当たり500㎉ものエネルギーがあるんです。
100gといえば、赤ちゃんに飲ませる時を目安にすれば付属スプーンに擦り切り5杯分で、200㏄のお湯に溶かす量ですよね。見た目の量で言えば大人の握りこぶし半分くらいの量です。かなりの高カロリーです(;・∀・)
さらに、カロリーだけの問題ではなく、赤ちゃん用の粉ミルクによく入っている「乳糖」という成分。
これは、赤ちゃんの時には体内でちゃんと分解できるのに、成長するにつれ、この「乳糖」が体内で分解できなくなってくるらしいのです。いわゆる「乳糖不耐」。
そうなると、身体がどのようになるかというとお腹が痛くなってしまったりするのですが、元々人間は乳糖が体に合わないらしいので、牛乳を飲むとお腹が痛くなる人も多くいますが、それと同じようなことが起きるんですね。
他の栄養素から見ると、確かに栄養のバランスも考えられているので大人がコーヒーなどに入れて飲んでも大丈夫そうですが、あまり大量に飲むのは考えた方がいいでしょうね。
粉ミルクの残りを離乳食で使う利用法
そうなると、残りの粉ミルクの利用法はどうしたらいいのでしょうか?
一番無難な利用方法は離乳食に使うことでしょう。
粉ミルクは生後から約9ヶ月の使用で、その後はフォローアップミルクに切り替えるメーカーさんが多いですが(中には一歳までのところもあります)、切り替える前にすでに離乳食は始まっているはずですよね。
なので、離乳食の初期に粉ミルクを使っていけば意外と使い切れるものですよ。
もし、離乳食まで粉ミルクを飲んでくれなかったとしても、離乳食となるとミルクではなく食事ということになりますので、規定通りお湯で溶かしたものを牛乳の代わりに使ってフレンチトーストにしたり、クリーム煮にしたり、ミルク粥にしたりすれば難しいことなく使用することができます。
残った粉ミルクでお菓子やパンを作ろう!
レシピ大手サイトのクックパットでは、残った粉ミルクを使ってクッキーを焼いている人もいましたよ。
他にもスキムミルクの代用としてパンつくりに使っていたり、生クリームを泡立てるときに一緒に入れるともっちりとしたクリームに仕上がるという人もいました。
さいごに
いかがですか?
粉ミルクが無駄になることが嫌でも、赤ちゃんにとっては必要なものですから購入しないわけにもいきませんし、早くから牛乳やフォローアップミルクにするのも成分が違うので心配だったりすると残ることを前提に買わざるを得ない時もありますよね。
でも、なるべく無駄にしたくない気持ちはよくわかります。
大人が消費するにしても、離乳食に使うにしてもちょっとしたポイントを押さえて使い切ってくださいね^^