「人生楽あれば苦あり」とはよく言うものの、成人すると自らに降りかかる「苦」に怯えるようになりますよね。
平穏無事に日々を過ごすことがいかに幸せなことであるかを実感するようになるのも、大人になってから。
それと同時に厄年を意識し、厄落としに行ってみたい!と行動を起こす人もいるでしょう。
ですが…。
厄落としをするにはどうすればいいのかわからない人が多いのも事実です。
ここでは、無事に厄落としを終えることができるための基本的な方法を挙げてみようと思います。
厄払いはいつ行けばいい?お勧めの時期はある?
厄払いに行く時期は、年明けから節分までが一般的ですが、大安の日に行く人もいればお誕生日に行く人もいます。
つまり、この日までに絶対に済ませなけばいけないというものではありません。
自分の気持ちと都合次第でいつ行っても大丈夫です。
行きたいと思った時に行きましょ
う。
また、厄年には、「前厄」「本厄」「後厄」と3段階あるわけですが、前厄から毎年行く人もいれば、本厄だけの人、後厄が一番怖いという言い伝えを信じている方は後厄だけの人など、様々です。
要するに、厄払いに行く時期は人それぞれ。
自分が安心して一年を過ごすためにはいつ行くのがベストなのかを考えて、希望どおりに行動して良いのです。
そして「この日に行こう」と決めたなら、目的の神社やお寺に電話をして予定を確認してください。
概ねどこの神社やお寺も一年を通して厄払いをしてくださると思います。
玉串料?初穂料?金額やのし袋の決まりごとは?
では、お参りに必要不可欠な料金の目安や納める方法について書いていきますね。
金額について
厄落としに行くと決めたものの、気になるのはその金額。
ケチることはしたくないけど、あまりに大金だと払えない・・・そんな悩みもあるでしょう。
神社やお寺によっては、金額が提示されていることもあるので確認してみてください。
金額の明確な提示がない場合、一般的には5000円から10000円の間が多いです。
その中で、自分のお財布と相談して金額を決めてください。
お金はその場でお財布から出すのではなく、事前に新札かピン札を用意しておきましょう。
そして大切なのはお札の入れ方です。
人物が描かれている方が表ですので、表の面が揃うように丁寧に入れてください。
のし袋の書き方について
厄落としの際に使用するのし袋は、一般的に出回っている紅白蝶結びののし袋です。
コンビニや100均でも売っているので、目にしたことがあるでしょう。
神社で厄落としを行う場合、表の上部に「御玉串料」あるいは「御初穂料」と書き、下部にご自分のフルネームを書いてください。「御玉串料」と「御初穂料」は、どちらでも構いません。
お寺で厄落としを行う場合は、表の上部に「お布施」と記入し、下部にご自分のフルネームを書いてください。
中袋がある場合には、中袋の表に縦書きで、祈祷料を「金 〇千(万)円」と書いてください。そして中袋の裏面左下に自分の名前と住所を縦書きしましょう。
中袋がない場合には、のし袋自体の裏側に金額と住所を書きましょう。
まとめ
厄落としに行ったから、100%不運は起こらないというわけではありませんし、厄落としそのものに科学的根拠があるわけではありません。
ですが、人生は長いです。
誰にでも辛いことや苦しいことは訪れるでしょう。
その時期を少しでも清らかに乗り越えるための一つの手段として、厄落としをしてみてはいかがでしょうか。
経験が人を創ります。
厄落としに行った経験は、きっとあたなの血肉になると思いますよ。