子供の端午の節句。
もともとのルーツは、中国行事のひとつとして日本に伝わってきました。
今も伝統が受け継がれているなんて、すごいですよね。
そんな端午の節句に子供のために兜飾りを買ったのはいいものの、
いつからいつまで飾るのかわからない・・・
さらに置き場所や方角、刀や弓の配置はきまっているのかもわからない
そんな疑問はないですか?
そこで今回は、そんな疑問が解決する正しい兜飾りの飾り方をご紹介していきます。
兜飾りはいつからいつまで飾る?正しい置き場所や方角はある?
では兜飾りは、いつからいつまで飾るものなのでしょうか。
兜飾りは、3月20日の春分の日をすぎたら飾りはじめます。
遅くとも、4月中旬ころには飾りましょう。
この時期は、卒業や入学シーズンでなにかと忙しいかもしれませんね。
でも、この時期なのには理由があります。
端午とは、旧暦の5月にあたります。
今の6月の梅雨の時期ですね。
梅雨は、季節の変わり目で
邪気がこもりやすいとされています。
なので、無病息災をねがう意味もあります。
子供が悪いことに巻き込まれないように
正しい時期に兜を飾ってあげましょう。
兜飾りをおえるのは、5月5日のこどもの日までがいいとされています。
地域によっては、1年中飾っているところもあるようです。
ひなまつりに飾るおひなさまは、
一年中だしていたら子供がお嫁にいけないといわれているのに不思議ですね。
兜飾りはとてもデリケートなものです。
組み立てているときに、指紋からのあぶらで汚れがついてしまうこともあるので
手袋をするとよいかもしれません。
そんなデリケートな兜飾りなので、置き場所に注意しましょう。
適している場所は、直射日光があたらない場所がいいです。
色あせや変色の原因になるためです。
また、空調が当たらない場所はさけましょう。
湿気によわいので、劣化をすすめてしまいます。
最適な場所は、床の間です。
床の間がない家は、過ごしやすいリビングに置くといいでしょう。
次に、方角ですが自由です。
絶対、ここではならないという決まりはないので
よくみえる方向に配置しましょう。
兜飾りについている刀や弓矢の正しい配置は?
続いて、兜飾りにかかせない刀や弓の配置についてです。
これらにも決まりがあります。
正しい配置は、兜に向かって左に弓、向かって右に刀をおきましょう。
この配置には意味があって、武将がすぐに戦えるような配置になっているんです。
この配置にしておけば左手で弓をてにもって、右手で矢をいることができます。
ここを正しく配置しておかないと武将がすぐに戦えなくなってしまうので、
正しく配置してくださいね^^
まとめ
いかがでしたか?
昔から受け継がれている、端午の節句の兜飾り。
子供のこれからの成長を願ったり、
今まで育ってくれたことへの感謝をしたいですね。
兜飾りは、兄弟それぞれに用意するものです。
もし、じぶんたちのものが保管されていれば、一緒にかざるのも素敵ですね。
正しい時期や配置に飾って、端午の節句をお祝いしましょう。