注文住宅(三階狭小住宅)を建てる業者選びに失敗した感想

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我が家は2015年にハウスメーカーで建てた家ですが、最初の一年目にいろんなことが起きたので、二年目や三年目には定期点検の案内が来ても「もう良いか~(。-_-。)」と思うようになりました。

これから検討を考えている人の参考になればと思い、某ハウスメーカー(イ〇キ)で建築した感想を書いていこうと思います。

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感想① 打ち合わせに提案がない

注文住宅のメーカーはどこもそうなのかわからないですが、とにかく住宅設計における提案が全くありません。

こちらの希望は聞いてくれますが、素人の意見を専門であるメーカーが丸々受け入れてくれるので、後からの訂正が聞かなかったり、新たな支払いが必要になったりします。

こちらの意見が通らないのは、予算が足りない時だけ。

「ここをこうしたいんですが」と希望を言って、「こうすると○○円かかりますよ」と言われ、それがあまりに高額だと「じゃぁ辞めておきます」というときだけです。

収納などの扉を、私が「折れ戸にすることで両サイドの出ッとスペースが出るのが嫌なのでスライドタイプの扉にしてください」と言ってインテリアコーディネーターの方に探してもらうこともありましたが、家の引き渡しの際に設計士の人が「へぇ~こんな扉があるんだね」と言っていたので、設計士の人はそんなに詳しくないのかもしれません。

エアコンに関しても、我が家はリビングの天井から物干しバーを設置できる器具を付けることは最初から決まっていたのですが、エアコンはイワキ側から進められたものを取り付けることになりました。

が、某ハウスメーカー側からエアコンを提案してきたのに、天井に取り付けている器具との位置関係の計算まではしなかったようで、実際の引き渡し時にエアコンの奥行がかなりあり器具と接触しそうな近さ…。

そのせいで、洗濯物を干す予定で付けた器具が活かしきれず。ここも、何軒も家の建築設計をしているなら気付いて提案してほしい点でした。

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感想② 言うことが途中で変わる・違う

これは、ちょっと問題のあることなのですが。

実例の記録として書いておきますね。

床材の値段

モデルハウスを見に行った時のことです。

ナチュラルテイストの家というのは、だいたい「パインの無垢材」を床に使っているのですが、某ハウスメーカーのモデルハウスの中で少し感触の違う家がありました。

私はその感触が気に入ったので、「この木材って何ですか?」と聞いたら、「オークという種類ですよ」と言われたので、「へぇ~。でも、この板材にしたらまた高くなるんだろうな」とつぶやいたところ、「いや、パインよりこちらの方が安いですよ」と言われたので、「え?じゃぁ、この板材にしたら私の好みになる上に建設費が抑えられるじゃん(゚∀゚)」と、ますます熱が上がったのですが、実際に打ち合わせに入って聞いてみたら、オークよりパインの方が安価だという事を言われガッカリしました。

階段の照明

我が家は狭小住宅のため階段の幅が80㎝くらいしかないのですが、当初、階段の照明を付ける時に正方形のライトを付けていました。

でも、これだと階段の方への張り出しが大き過ぎて180㎝ある夫が歩くのに頭を部つけそうでした。

そこで、「もう少し厚みの薄いタイプのものはないんですか?」と聞いたところ、解答は「ない」という事だったので、この正方形のものを付けていたのですが、入居後にいろいろ不具合があったので半分クレームのような形でアレコレと直してもらうことがあり、そのついでに再度、階段の照明のことをいうと「探してみます」と解答があり、後日、厚みの半分以下の商品の一覧が送られてきました。

正直、「え?あるんじゃん(゜_゜)」という感じでしたが、ここは無償で交換してくれました。

工法の変更

設計当初、我が家は「2✕4(ツーバイフォー)工法」で建築する話で進んでいました。

2✕4工法だと、耐震基準などの適合になったりして保険の面でも割引になったりするので、そちらの方が良かったんですが、設計に入ってしばらくして担当の設計士さんが、「申し訳ないのですが、三階建てだと2✕4工法で建てるとなると安全面から玄関の前に壁を一枚作らいないといけないようで…」と言いだし。

玄関の前に壁を作るとなると、荷物の出し入れをする時に大きなものだと難しくなるし、建築後に冷蔵庫やらナンヤラ大きなものを入れるのに邪魔。

そもそも、元々、横幅のあまりない家なのに正面に壁を作って玄関扉も見えないような家って、のっぺらぼうみたいになるよね(・_・;)

と、不満げにしていると「在来工法なら壁を付けなくても良いんですが…」とのこと。

在来工法というのはパネル板を箱のようにして建てていく2✕4工法と違って、柱を組んで家を建てていく工法なのですが、この工法だと建設費用が上がる上に、火災保険も耐震住宅に適合しないので割高になるんですよね。

でも、それを設計前に言わず、後から言うって…。

しかも、すでに「設計に入ったら契約解除すると違約金100万」という契約書を交わした後に言うのって、ジャンケンだと後出しみたいなもんですよね。

この時は、さすがに信用を無くして「100万円出して契約解除しようか(-“-)」とも考えましたが、貧乏夫婦の弱みで100万円は大きすぎ、泣き寝入りです(´;ω;`)

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謳っていることが違う

◎窓ガラス

うちの窓はペアガラスです。いわゆる二枚ガラスの窓です。

実家にいた時は、家が古かったので一枚ガラスの窓で冬の間は外気の冷気がモロ影響して部屋の中も冷えていました。

が、新築を建てるにあたって窓ガラスの種類を選ぶことができました。

窓ガラスのタイプは三種類。一枚から三枚までのタイプがあります。

一枚ガラスは外気の影響を受けることがわかっていたので、検討するのはやはり二枚仕様のペアガラスか、三枚仕様のトリプルガラスでしたが、トリプルはさすがに高額で。

相談してみると「ペアガラスでもそんなに寒くないですよ」というので、ペアガラスにしたのですが、結構外気の影響を受け、南と東に窓を設けているのですが室内が冬は日中でも寒いし、結露もするし(*´Д`)

夫の実家は雪国ですが、ペアガラスにして結露もなくなったと聞いていたので、ちょっと不思議でした。

◎断熱材

更に、断熱材においてもなんですが、こちらも3タイプから選べるようになっていて我が家は予算と機能のバランスから真ん中のグレードのものにしました。

が、冬の季節はとにかく部屋が寒い!!

本当に断熱材入ってるの?って聞きたいくらい寒い。

引っ越しをしたのが秋口で、その直前の夏に二人目の子を出産したので、夜な夜な授乳をするのにキッチリと据わって授乳をするのがしんどいので、部屋の角にもたれて体勢を固定して授乳していたのですが、壁に背中を当てていたら冬の外気が体まで伝わってきて、授乳をしているだけで身体が冷え切ってしまうという現象が。

いろんなことがあってからのことで、「本当に注文した断熱材入れてるの?」と疑ってしまいます。

必要書類・印紙のこと

建築を契約し、家を建てることにおいて、いろんな公的書類が必要になるのですが、住宅販売の専門なのに、一連の流れがわかっていないのかちょこまかと書類を依頼してきます。

「○○の写しをお願いします」「印紙をまたお願いします」と。

我が家は共稼ぎ世帯なのですが、そういうことはどうしても私が動かないといけないのですが、仕事をしていて子供のこともしていた私には、この「何度手間かけさせるんだろう?」という効率の悪さが凄く嫌でした。

途中で「私も忙しいので何度も何度も行くのが大変なんですけど。わかっているならまとめた枚数を言ってもらえませんか?」と言ったくらいです。

定期点検(アフターフォロー)のこと

某ハウスメーカーでは引き渡し後に定期的に状況伺いのような「定期点検」というサービスがあるのですが、これまた名ばかりで、一度電話があって「ちょっと忙しいのでまたに」と言うと、その後、一切電話も案内もありません。

こちらが忙しくバタバタしていたら、そのまま時期を通り越して、我が家では2年点検の電話で「ちょっと忙しくて…」と言ったのち、そのまま1年以上放置です。きっと、次の5年点検まで連絡もないと思われます(笑)

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感想③ ハウスメーカー傘下の「下請け会社の会」?

我が家が家の建築を頼んだ、某ハウスメーカーには下請け会社との間に「業者の会(○○○会)」というものがあり、それを見て「しっかりした組織のできている会社なんだな」と思っていました。

でも、それは単なる下請けへの申し渡しの会があるというだけで、会社の理念を統一するような組織化しているような「会」ではなく、あくまで「会議の会(集まる会)」のようで、別に下請け会社も一丸となって組織化しているというわけではないようです。

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感想④ 担当者に当たりはずれがある

きっと、すべてはこれなんだと思うんですけど。

我が家はいろんなことがあり過ぎたので、後程、口コミなどを見たり某ハウスメーカーからのイベントの案内などを見て、とても良い評価をしている方もいるのが現実です。

確かに、私たちが「ここのハウスメーカーにしよう!」と決めた時の営業の方は実績のある方だったようで、火災保険の内容も提案してくださいました。(いつの間にか担当者が変わっていて、伝言のような形でしたが。他にも外構の契約会社にも一言添えてくださってましたし)

そういった、「きちんと提案してくれる人」「こちらの身になって考えてくれる人」がいるのも確かなんだと思います。

が、我が家はきっと当たりが悪かった…。

入居後に「車の車輪止めがあった方が良いね」という事に気付いて、そのことを担当営業の人に見積もりを依頼しても「聞いておきます」といって、もう2年も放置。

家の中に唯一ハウスメーカー側で付けてもらったダボレールの棚板固定のパーツの注文を依頼して「わかりました」といって、もう2年。

昨年の年末に挨拶に来た時に、「あれってどうなりました?」と聞くと、「あ!忘れてますね!今度聞いておきます!」とメモを取っていましたが、その後もう1年が経過してこないだ正月を迎えたのでまた1年更新中です。

こればかりは人間性なんでしょうけど、本当に当たりが悪かったなぁ~っと諦めるしかないですよね(笑)

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感想⑤ 下請け会社があり得ない

私たちは建築費用を少しでも抑えようと思って、部屋の照明などは「施主持ち込み」として、自分で購入してきて「これを付けてください」と、家の引渡し前に新居へ持ち込みました。

そして、家の引き渡しの際に三階に上がってみたら、部屋の照明のカバーが割れているΣ(゚Д゚)

この照明器具は新居に持ち込む数日前にイオンで購入してそのまま届けたので、私たちが破損する可能性はなく。

というか、取り付ける時に箱から出して破損していたらその時に連絡してくるのが普通だと思うし、その下請け業者は破損したものをそのまま取り付けた上に、商品が入っていた箱を破棄していたので、返品交換もしてもらえるかわからず、かなり困りました。

この時に、「カタログに自慢気に書いていた業者の会って何なんだ?品質向上の会じゃないのか?」と本気で思いましたし、思っていたのと違うということを知りました。

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まとめ

と、以上のように家を建てることを勢いで決定してしまったがゆえに、勉強不足でハウスメーカーに行ってしまったために、高額な失敗をした我が家ですが。

我が母曰く「家は雨風がしのげれば良い」という教えだけを支えにしてます(笑)

もし、これから「家を買おう」と思っている方に言えるのは、「特に注文住宅にこだわることなく建売でも良いと思いますよ」という事。

注文住宅を建てるのは、間取りの設計以外にも外壁やら内装やら、コンセントの数から位置から、あれこれ決めることも多いですし、高い上に労力がかなりかかります。

その点、建売ならすでに物が確定しているので、それに合わせて生活していけば良いですし、比較的シンプルに設計してあるので、足りないものは買って来て足せばいいですし。

それでも、「注文住宅が良いよね」という方には、「違約金の契約を交わす前に、他社との比較をするべき」という事を伝えたい。

私たちが某ハウスメーカーで家を建てて後悔した時に一番に思ったのは、「よく他社比較とか競合させるって言うけど、どの段階でそれをすべきだったのかな?」という事でした。

そのタイミングがわかっていたら、もしかしたら我が家は不信感を抱くことのない他のハウスメーカーで家を建てていたと思います。

なので、もしこれから家を建てることを検討している方は、一歩一歩立ち止まって後悔のない住宅購入をしてくださいね。

実際に某ハウスメーカーで家を建てた私のその会社の印象としては「ハウスメーカーなのに、その道に詳しくない人の集まり会社」です。

そして、「全体的にルーズで信用がおけない」印象です。

お金があったら立て直したい(笑)

今は、某ハウスメーカー以外でも可愛らしいナチュラルテイストの家も多いですしね。そこのナチュラルテイストの雰囲気が好きな方は、いろいろ相談してみた方が良いと思います。

もし、あなたがこれから家を建てることを考えているようなら、

業者選びの参考にしてみてくださいね^^

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